[アップデート] AWS DataSync のタスクスケジュールを一時停止できるようになりました
いわさです。
先日のアップデートで DataSync のタスクスケジュールを停止できるようになりました。
タスク停止ではなくてスケジュール停止です。
ワークロードのメンテナンスなど予定されているシステムイベントが控えている場合に、この機能を使って一時的に OFF にし、必要なタイミングで ON に戻すことができるようになりました。
従来までの場合、スケジュール設定を解除してメンテナンス後に再設定する必要がありました。
しかし、この場合はタスクスケジュールを再開したいタイミングでタスクごとの頻度やカスタム Cron 式などの再設定が必要で、運用負荷がちょっと高いものでした。
今回の機能でシンプルに ON/OFF ができるようになります。
また、タスクの構成ミスによって繰り返し失敗する状況の場合は自動でスケジュールを停止してくれるようになります。
タスク停止ではない
DataSync ではタスク一覧やタスク詳細画面に「停止」というアクションがありますが、こちらは今回のアップデートのものとは別なので注意してください。
この「停止」機能は実行中のタスクを停止・キャンセルするための機能です。
スケジュールの無効化
今回の機能はタスクごとのスケジュールタブ、あるいはタスク自体の編集画面から操作が出来ます。
以下はスケジュールタブから編集を行った場合です。
「Enable schedule」というトグルボタンが新たに追加されています。
こちらを操作して変更を保存します。
変更後、スケジュールのステータスが Disabled になりました。
なお、おそらく今回のアップデートでタスク一覧からもスケジュールステータスを確認できるようになっています。
前述のとおり、タスクが構成上の問題を抱えている場合も自動でスケジュールが無効化されるようですので、まずはタスク一覧からスケジュール実行が有効なのか確認するのが良さそうですね。
スケジュールの再有効化
無効化したスケジュールを再度有効化したい場合も同じ操作を行います。
ポイントとしてはトグルボタンを ON に変更するだけで良い点で、無効化前のスケジュール設定が活きているという点ですね。
従来までは再度スケジュール設定を行うタイミングで設定ミスなどが起きる可能性があったので、今回のアップデートは中々嬉しいと思います。
さいごに
本日は AWS DataSync のタスクスケジュールを一時停止できるようになったアップデートを紹介しました。
予期せぬ連携問題が生じる可能性もあるので、そもそも外部システムの状態に依存して外部連携部分を停止させる必要性があるのは、それはそれで設計を見直したい感じはしますけども、取り込み失敗のアラート発生を抑制したいとか何かしらの理由で無効化したいケースはたまにあるのですよね。
今までスケジュール再設定をしていた方はぜひ今回の機能を活用してみてください。